2021世界平和経済人会議ひろしま
東京セッション

分断を癒し、
乗り越える行動とは

~対話、共感、ソフトパワーによる
平和への貢献が変える経済、社会、そして世界~

2021年10月8日(金)10:00~21:00 ライブ配信(参加者限定アーカイブ配信あり)

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主催:世界平和経済人会議ひろしま
東京セッション運営委員会

  • PURPOSE

    目的

    目的

    ~ビジネスを主体とした
    コレクティブな平和構築を実現~
    世界平和経済人会議ひろしまのムーブメントを最大化するために、志をともにし、社会変革する仲間が集う東京コミュニティを形成

  • FEATURE

    特徴

    特徴

    ~ビジネス×平和に特化した
    類稀なるフォーラム~
    国際的な平和都市「ひろしま」から平和のDNAを受け継ぎ、国際的な経済都市「東京」に集まるビジネスリーダーが集結

  • ATTRACTIVENESS

    魅力

    魅力

    ~総勢30名を超える登壇者~ 今年も各界から社会変革をリードするスピーカーが登壇 ESG、SDGs、Well-being、安全保障まで多様なトピックを網羅したセッション

BENEFIT

ベネフィット

本イベント参加者は、3つの機会を提供する「東京コミュニティ」へご参加いただけます。

【学び】平和について学び、
理解を深める機会の提供

【対話】平和について対話し、
内省を深める機会の提供

【共創】平和を目指し共創し、
行動を加速する機会の提供

VOICE

これまでの参加者の声

40代男性、卸・小売業

今後、平和×ビジネスでマネタイズすることの重要性、きっかけをインプットできそう。

40代女性

大変学び深い時間を過ごすことが出来、長時間ではありましたが、あっという間に過ぎていきました。次回も楽しみにしています。

50代女性、情報通信業

SDGsについての理解が深まり、とても参考になりました。ありがとうございました。

30代女性、学術研究・
専門・技術サービス業

様々な方の知見をお伺いすることができ、とても刺激的でした。ありがとうございました。

40代女性、公的機関

SDGsのイベントは仕事で来る人も多いとおもいますが、今日のイベントは若い人も多く、参加者一人一人が何かしたいのだろうなあという想いを感じれました。良い雰囲気でした。話も多岐にわたりとても充実していました。

20代女性、
民間企業CSR部門

日々平和に対するアクションを起こすときの困難さや心得について、持ち帰るものが欲しいとおもう。総じて、とてもInspiringな話が聞けたので、有意義な時間でした。ありがとうございました。

20代男性、民間企業

錚々たる顔ぶれ、産業界の新たな風を感じられて新たな希望を抱いたセッションでした。今後も規模を問わず、絶やすことなくこうしたイベントを開催してほしいです。

MEDIA

メディア掲載実績

MOVIE

  • 2020年ダイジェスト動画

  • 2021年プレイベント①動画

  • 2021年プレイベント②動画

Who We Are

世界平和経済人会議ひろしまとは

ビジネスと平和構築のあり方との関係を多面的に議論することを通じて,ビジネスの前提となる「国際平和」の重要性について改めて関係者間で共有し,経済界に対し,核兵器のない平和な世界の実現に果たす役割を見つめ直し,具体的な貢献につなげていただく契機とすることを目的に、へいわ創造機構ひろしま(HOPe)が開催するものです。2013年に第1回を開催したこの会議は,2020年に「世界平和経済人会議」に名称を変更し,今回で6回目の開催となります。今年のアジェンダは「2021年・国際社会のカムバックとより良い復興ーパンデミック・差別と格差・自国中心主義の克服のためにー」です。

世界平和経済人会議ひろしま
東京セッションとは

世界平和経済人会議ひろしまのムーブメントを最大化するために、有志が集まり、東京で開催するサイドイベントです。 広島県とのタイアップで2019年から始まり、今年で3回目の開催となります。リーダーが集まる「国際経済都市東京」と、平和の象徴である「国際平和拠点ひろしま」の架け橋となり、ビジネスを主体としたコレクティブな平和構築を実現するため、志をともにし、社会変革する仲間が集う東京コミュニティを形成することを目的にしています。

東京セッション
2021年アジェンダ

分断を癒し、
乗り越える行動とは

~対話、共感、ソフトパワーによる
平和への貢献が変える経済、社会、そして世界~

2020年の新型コロナウイルス・パンデミックに対する各国の対応は千差万別であり、先進国間でも、また先進国と途上国の間でも大きな「格差」と「分断」が生じた。SNSにより情報は瞬時に流れ、その「分断」はこれまで以上に可視化された。しかし、2021〜2022年にかけて、ワクチン接種が進むことでこれらの「分断」は、そのバランスを回復すべく「癒され」、「修復」へと進むことも予想される。

しかし、問題はどう癒し、どう修復するか、という点にある。この取り組みを一歩間違えば、分断は修復されないばかりか、拡大の方向に向かう。細心の注意が必要な局面である。

現代の世界では「平和」はもはや「戦争」の対義語ではなくなった。世界に広がる貧困や格差、不衛生、水不足、差別・抑圧、政府による圧政など、「個人の尊厳の平等を侵害」することはすべて「平和ではない」と認識されるようになりつつある。これが、「平和」が従来の古典的な「国家安全保障」にとどまらず、「人間の安全保障」にまで拡大して認識されるようになった背景でもある。したがって私たちの経済活動は、そのほとんどが「人間の安全保障」に影響し得るものであり、「平和」とは切っても切り離せなくなっている。

「2020 広島宣言」が謳うとおり、民主的で自由なビジネスを行うには、地球環境の維持保全を含めた広い意味での「平和」であることが前提条件であり、「平和」や「安全」が崩れると、ビジネスはその基盤を失う。経済人は、広い意味での「平和」に貢献し、自らの手でそれを創り出していかなければ、持続的な経済活動ができなくなる時代に入っている。国連の持続可能な開発目標(SDGs)や、気候変動に関するパリ協定などの世界の取り組みは、これらの考えも包摂している。

日本でも、分断は広がっている。コロナ禍の中で経済格差は広がり、自殺者数は11年ぶりに増加した。子ども・若者の減少による世代間格差は大きくなる。企業活動でも、グリーンやデジタルをいち早く取り入れる企業と、取り入れない企業の機会の格差は広がる。私たちの日常は、格差と分断を内包しているのである。

本年の東京セッションでは、これらの「分断」を癒し、乗り越えるために、私たち一人ひとりや、企業はどう行動できるかについて、8つのテーマから議論したい。

MESSAGE

賛同メッセージ

  • 湯﨑 英彦

    広島県知事

    今年,広島県は核兵器廃絶に向けた新たな提案「ひろしまイニシアティブ」骨子を発表し,その推進のため「へいわ創造機構ひろしま(HOPe)」を設立しました。
    HOPeでは,平和な世界に向けて協働するためのプラットフォームの構築を目指しています。2021世界平和経済人会議ひろしま東京セッション参加者の皆さん,一緒に世界平和について考え,行動していきましょう!

  • 藤井 宏一郎

    マカイラ株式会社代表取締役

    ビジネスで平和に貢献するという、世界平和会議ひろしま東京コミュニティの趣旨に心から賛同します。
    ひろしまから始まったこの運動が、さらに日本全国に、また海外に広がっていくことを期待します。
    その第一歩となる「東京コミュニティ」の結成にエールを送り、実りあるイベントとなることをお祈りします。

  • 加治 慶光

    シナモンAI 取締役会長兼CSDO(チーフ・サステナブル・デベロプメント・オフィサー)
    鎌倉市スーパーシティ・アーキテクト
    日立製作所 Lumada Innovation Hub シニア・プリンシパル

    “平和は北極星のようだ。この宇宙のどこかに存在していることは誰もが知っているが、どこにあるのか、いかにして到達すればよいのかを誰も知らない。ひょっとすると我々が生きている間には到達できないかもしれない。しかし、そこを目指すとき自分の歩みが正しいことを確認できる。”
    世界平和経済人会議ひろしまの参加者が言っていた言葉であり、私にとっての平和と日々のビジネスの関係を位置づけた言葉になりました。
    “ひろしま”をいだき、平和という北極星を目指す旅、ご一緒できるコミュニティが広がること楽しみにしています。早く行きたければ、一人でいけ。遠くまで行きたければみんなで行け。アフリカのことわざを贈ります。

PROGRAM

セッション情報

プログラム

※プログラムは予告なく変更となる場合があります。

オープニング

  • 10:00-10:10

    ご案内 

  • 10:10-10:25

    イントロダクション

セッション<午前の部>:対話、共感、ソフトパワーによる平和への貢献

  • 10:30-11:40

    1. 新たな経済・社会の構築 ~「グレート・リセット」~

  • 11:50-12:50

    2. 目的としてのウェルビーイング ~幸福を経済活動の指標へ~

  • 13:00-13:40

    3- A. 多様性と包摂性ある経済をつくる ~Diversity & Inclusionを原動力に~

  • 13:50-14:30

    3- B. 多様性と包摂性ある経済をつくる ~Diversity & Inclusionを原動力に~

  • 14:35-15:35

    4. 東京オリンピック・パラリンピックから考える~日本のスポーツ業界の現代化の必要性と未来~

 

キーノート

  • 15:40-15:50

    基調講演(ビデオメッセージ)

  • 15:50-16:15

    基調対談~これまでの振り返り:広島宣言、これからの展望:東京コミュティへの期待~

        

セッション<午後の部>:平和への貢献が変える経済、社会、そして世界

  • 16:20-17:20

    5. 経済安全保障から平和を考える

  • 17:25-18:25

    6. 紛争とサプライチェーン ~公正な取引を踏まえて~

  • 18:30-19:30

    7. グリーン・リカバリー経済へ ~気候変動と生物多様性の危機に挑む~

  • 19:35-19:50

    当日発表

  • 19:55-20:55

    8. Peace begins with YOU 〜若者が考える、分断を超えてつくる未来〜

   

クロージング

  • 21:00-21:10

    ラップアップセッション

  • 21:10-21:15

    ご案内、発表

15:40-15:50

keynote

基調講演
(ビデオメッセージ)

15:50-16:15

keynote

基調対談
~これまでの振り返り:広島宣言、これからの展望:東京コミュティへの期待~

10:10-10:25

Introduction

イントロダクション

10:30-11:40

Great Reset Session

新たな経済・社会の構築
〜「グレート・リセット」〜

「グレート・リセット」とは、私たちの経済・社会システムを一度リセットして、新しく時代に適合したシステムの構築を目指すことである。ダボス会議でもメインテーマに取り上げられ、主催者のクラウス・シュワブ氏は、①市場アウトカムの公正化、②ESG投資等を通じた投資の平等性と持続性の確保、③第四次産業革命の成果の公益利用、を課題に挙げた。2020年の新型コロナウイルス・パンデミックは社会の課題を浮き彫りにしたが、実はすでにその前から、富の偏在の拡大や、気候変動に効果的に対応できないなど、国際社会の経済・社会システムにはひずみが見られていた。そこに、SNS等の利用拡大や、AI、IoT、量子コンピューター等によるDX、ビッグデータ活用、ゲノムやiPS等による生命工学の飛躍的な発展などの新たな変革が次々と加わっている。これらは人間の生活に新たな豊かさをもたらす一方、経済、健康、医療等の点で新たな「格差」や「分断」を生みかねない。新たな時代に適合したシステムやルールの構築にあたっては、「格差」や「分断」を生まないための要素をビルト・インすることが求められている。日本でも、意欲的なカーボンニュートラル目標の設定や、ESG投資のルール作り、デジタル規制などの、新たな経済・社会のシステム作りが進んでいるが、変わりゆく社会に適合し、かつ「平和」で持続可能なシステムのあり方とはどのようなものか。東京セッションの冒頭にあたり、俯瞰的に議論したい。

11:50-12:50

Well-being Session

目的としてのウェルビーイング
~幸福を経済活動の指標へ~

Well-beingとは、心身と社会的な健康を意味し、満足した生活を送れている状態、多面的に幸せな状態を指し、瞬間的な幸せを表すHappinessとは異なる考え方と言われている。平和を「個人の尊厳が守られること」と捉えた場合、それはこのWell-beingにとても近い状態ともいえるのではないか。(Well-being≒「平和」な状態)OECD は 2011年から「良い暮らしイニシアティブ」を開始し、Well-being指標として11の分野(住宅、所得と富、雇用と収入、社会とのつながり、教育と技能、環境の質、市民生活とガバナンス、健康状態、主観的幸福、個人の安全、仕事と生活のバランス)で、国際比較を行えるようにしている。また、日本でも長年GDP に替わる、もしくは補完する指標が模索される中で、GDW(Gross Domestic Well-being)という指標が提唱されるなど、関心が高まっている。Well-beingを個人や企業にとっての「目的」と位置づけ、経済活動の一部として評価することで積極的にWell-beingを推奨するなど、日本でも今後様々な取り組みが必要ではないか。個人や経営者の立場から、Well-being(≒「平和」な状態)をどの様に広げていけるのかを議論したい。

13:00-13:40

Diversity & Inclusion Session A

多様性と包摂性ある経済をつくる
~Diversity & Inclusionを原動力に~

「分断」の対極にある概念は、「包摂」である。異なる背景を持つ者同士が平和な関係性を構築するには、多様性の包摂が欠かせない。しかし現代の日本は、まだ「多様性を包摂する社会」であるとは言いがたい。日本では男女雇用機会均等法や女性活躍推進法が施行されてきたが、例えば男女の働き方にはまだギャップが存在し、経営層や国会議員に占める女性の割合は著しく低い。またLGBTの方々への制度的・社会的な理解は十分とは言えず、外国人の住みやすさや仕事環境には課題が多い。障がい者の方々の活躍の機会もまだまだ多くはない。経済格差をはじめ、教育、地域、世代などの格差により、自らの潜在力を社会の中で発揮し切れていない方々も多い。しかし、多様性と包摂性のない社会は単一思考に陥りやすく、社会の創造性が引き出されなくなる。経済のエコシスエムにおける単一思考は、経済成長の機会を著しく奪うことになる。一人ひとりには創造性があり、多様な個人が集まれば社会の創造性は飛躍的に増す。ラベリングを外し、多様性の中で個として力を発揮できる社会の構築が、経済のさらなる発展には欠かせない。日本経済に「多様性の包摂」を定着させるとともに、格差や分断を修復して活力と創造性をもたらすにはどう取り組んだらよいか。一人ひとりの「マインド・チェンジ」にも焦点を当てながら、その方策を考える。

13:50-14:30

Diversity & Inclusion Session B

多様性と包摂性ある経済をつくる
~Diversity & Inclusionを原動力に~

「分断」の対極にある概念は、「包摂」である。異なる背景を持つ者同士が平和な関係性を構築するには、多様性の包摂が欠かせない。しかし現代の日本は、まだ「多様性を包摂する社会」であるとは言いがたい。日本では男女雇用機会均等法や女性活躍推進法が施行されてきたが、例えば男女の働き方にはまだギャップが存在し、経営層や国会議員に占める女性の割合は著しく低い。またLGBTの方々への制度的・社会的な理解は十分とは言えず、外国人の住みやすさや仕事環境には課題が多い。障がい者の方々の活躍の機会もまだまだ多くはない。経済格差をはじめ、教育、地域、世代などの格差により、自らの潜在力を社会の中で発揮し切れていない方々も多い。しかし、多様性と包摂性のない社会は単一思考に陥りやすく、社会の創造性が引き出されなくなる。経済のエコシスエムにおける単一思考は、経済成長の機会を著しく奪うことになる。一人ひとりには創造性があり、多様な個人が集まれば社会の創造性は飛躍的に増す。ラベリングを外し、多様性の中で個として力を発揮できる社会の構築が、経済のさらなる発展には欠かせない。日本経済に「多様性の包摂」を定着させるとともに、格差や分断を修復して活力と創造性をもたらすにはどう取り組んだらよいか。一人ひとりの「マインド・チェンジ」にも焦点を当てながら、その方策を考える。

14:35-15:35

Sports & Business Session

東京オリンピック・パラリンピックから考える
~日本のスポーツ業界の現代化の必要性と未来~

2021年夏、「全員が自己ベスト」「多様性と調和」「未来への継承」という基本コンセプトを掲げた東京オリンピック2020が開催された。パンデミックによる様々な制約の中で開催した大会であったが、東京五輪は皮肉にも「いかに日本が多様性を欠く国であるか」、そして「未来に継承してはならない課題」を逆説的に炙り出した。パンデミック下での大会実施の是非、大会組織委員会のガバナンスと運営課題、いじめや障害者差別とジェンダー認識の課題、炎天下での競技実施や大会中の酒類提供の是非、競技者に向けた誹謗中傷など、さまざまな論議を呼ぶ“アジェンダ”が多く示された大会であった。スポーツは本来、国境と人種を超えて心を一つにすることにより、平和に貢献するものである。オリンピック・パラリンピックやW杯といった国際競技大会はその最たるものだが、スポーツがこのように国際平和にこれからも役立っていくためには、今大会で示されたアジェンダについて真剣に考え、健全な理念に基づき、スポーツが娯楽として、ビジネスとして健全に発展していくことが必要である。今大会を単に「スポーツを通じて、世界中の人々に日本の国力と日本らしさを示す機会」として捉えるのではなく、「社会や人の生き方を変化させるきっかけ・はじまり」として捉え、「誰のでもなかった問題」を「私たちの問題」にしなくてはならない。示された多くのオリンピックアジェンダを元に、多様な視点から課題を見つめ直し、日本のスポーツ界の健全な発展、ひいては競技者個人の平和実現と国際平和への貢献実現に向け、ビジネスを通じていかに解決していくかを議論したい。

16:20-17:20

Economic Security Session

経済安全保障から平和を考える

いま日本では、新型コロナウイルスの蔓延の初期段階において、生産の多くを他国に依存していたマスクや、重要な医療機器の確保に支障があったことから、感染症に関連する必要物品のサプライチェーンの見直しが進んでいる。また5Gや次世代移動体通信網等の研究・開発、半導体を含む機微な電子機器のうち、軍事転用可能な物品の生産・研究を国内回帰したり、自由で民主的な国々の間での連携を強化しようという調整も急速に進んでいる。その中で、日本の最大の貿易相手国である中国との関係のあり方については様々な議論を呼んでいる。経済安全保障は、国家安全保障の延長としての議論であり、安全保障上、国と国との経済関係をどのように整理すべきかについては、極めて繊細かつ慎重な議論が求められる。民主的で自由なビジネスを行うには、「平和」を前提とすることから、この点は避けて通れない議論でもある。一方、すでに経済的な相互依存の進んだ関係については、国だけでなく、それぞれの国民一人ひとり、そして企業等のビジネスプレイヤーの選択と行動も大きな意味を持つ。「平和」を保ちながら、双方が経済的に裨益する関係を維持・発展させる方策について、率直に議論したい。

17:25-18:25

Conflict & Supply-chain Session

紛争とサプライチェーン
~公正な取引を踏まえて~

途上国を中心に起こる紛争と、私たちの日常生活で購入する物品は意外なところで繋がっているケースがある。たとえば貴金属・宝石は、紛争の片方の勢力の資金源になったり、それが子どもの労働により掘り出されている場合がある。また紛争には繋がらずとも、途上国においてはコーヒーなどの嗜好品や農作物が異常に安い労働力により生産され、それらの輸入品を日本で購入した場合、途上国の農業者にフェアな賃金が支払われず、大きな中間搾取が行われていることがある。輸入品をただ単に「少しでも安く」、「便利だから」という理由のみで購入することが、実は地球的規模では紛争を助長したり、生産国の住民を搾取する結果になることは多い。世界は物とお金で繋がっており、この点で、サプライチェーンは「平和」とも繋がっているのである。したがって、いわゆるエシカル・フェアトレードを先進国の日本で推進することは、途上国の平和構築に大きな影響を及ぼすことになる。この観点から、エシカル・フェアトレードを私たちの身近な日常に溶け込ませるために私たちには何ができるか。消費者としての個人と、供給者としての企業それぞれの立場から議論したい。

18:30-19:30

Green Recovery Session

グリーン・リカバリー経済へ
~気候変動と生物多様性の危機に挑む~

新型コロナウイルスは人類に様々な被害をもたらしたが、一方で、複雑な顔を持つ自然への畏敬と、自然に対する人間の存在の小ささを感じさせた。近年は、気候変動を原因とする大規模風水害の激甚化・頻発化により、私たちの生活や経済が大きな打撃を受ける機会が増え、私たちの基盤が、自然環境に大きく依拠していることを度々思い出させる。さらに気候変動は、私たちの食糧や生活圏の選択等の基礎である地球の生態系を支える生物多様性にも大きな影響を与えている。生物多様性の喪失は、生態系の脆弱化へと繋がり、私たち人類の食糧や生活圏の選択に大きな制約を及ぼしかねない。自然環境の悪化は、大きなコストとなって私たちに跳ね返ってくるのである。「グリーン・リカバリー」とは、コロナ危機で停滞した経済・社会を、気候変動を抑え、生態系を守りながら再構築しよう、という考えであるが、その取り組みの一例として、再生可能エネルギーの選択、持続可能な形で生産された木材や紙製品の利用、使い捨てプラスチック製品の利用を減らす、等の取り組みがある。しかしこれらの取り組みが始まって既に久しいが、まだまだ日本経済のメイン・ストリームにはなっていない。効果的な「グリーン・リカバリー経済」の構築のために、私たちには何ができるのか。個人と企業の行動、それぞれのレベルで議論したい。

19:55-20:55

Leadership Session

Peace begins with YOU
~若者が考える、分断を超えてつくる未来〜

GDP3位の経済大国。加害と被害の過去の歴史を抱えながらも、世界で唯一の被爆国として「戦争放棄」と明記をした憲法9条がある国、日本。2021年現在、SDG16は各国比較しても極めて高い、平和な国、日本。一方で、未来を担う子どもの相対的貧困率はOECD平均を上回り、上昇傾向にある。自分で国や社会を変えられると思うか、という9カ国を対象とした若者の国際世論調査でYESと答えた日本の若者は各国中最低で、割合はわずか18.3%。このような矛盾した社会を生きながら、若者は「平和」をどのように捉え、日本で、世界で、何ができるだろうか。本セッションではこの問いを原点として、社会課題、特に平和構築分野で強い課題意識を持ち活動する若者がパネラーとして登壇。活動を通して彼ら/彼女らが考えるそれぞれの「平和」、そして「分断」への向き合い方についての議論を通し、若者一人ひとりが自分にとっての平和を捉え直し、多様な視点・価値観を内包する「これからの平和」へ向けて行動を起こすインスピレーションを創出する場としたい。

20:40-20:55

ラップアップ

※2021年9月時点の組織名・プロフィールを掲載しております。

THE TEAM

運営メンバー

佐々木 喬史 SASAKI KYOJI

世界平和経済法人会議ひろしま東京セッション代表
世界平和経済法人会議ひろしま企画運営委員
一般社団法人グラミン日本 チーフ・アライアンス・オフィサー
一般財団法人PEACEDAY エグゼクティブ・プロデューサー

3年目を迎える今年、私はこの活動が絶え間なく続いていくよう、「コミュニティ」のあり方を問い続けてきました。この営みに共鳴した25名の企画運営 ボランティア、8名のアドバイザーに支えられ、さらには国連や経済同友会からも公認のサポートを受けられるまでになりました。これは、「ビジネスを主体としたコレクティブな平和構築」アプローチと、「国際平和拠点ひろしま」「国際経済都市東京」の架け橋となる私たちの存在が、意味あるものと認められた証左だと思います。これを受け、私たちは、パーパスとMVVを言語化し、行動変容、ムーブメント、インパクトの価値創出に向け、「東京コミュニティ」としてのコミットメントを表明することを決意しました。ぜひ、私たちとともに、社会を変革しましょう。

SECRETARIAT

運営事務局

  • 加茂 眞理子(Kamo Mariko)
  • 川野 清伸(Kawano Kiyonobu)
  • 岸本 麻衣子(Kishimoto Maiko)
  • 古賀 雅也(Koga Masaya)
  • 齋藤 純子(Saito Sumiko)
  • 神森 大地(Jinmori Daichi)
  • 高月 渚(Takatsuki Nagisa)
  • 高野 寛未(Takano Hiromi)
  • 竹村 圭裕(Takemura Keisuke)
  • 永井 美衣(Nagai Mii)
  • 西垣 雅代(Nishigaki Masayo)
  • 本田 達之介(Honda Tatsunosuke)
  • 森 美里(Mori Misato)
  • 山岸 真希(Yamagishi Maki)
  • 山口 有里(Yamaguchi Yuri)
  • 伊佐田 愛(Isada Ai)
  • 近藤 由起子(Kondo Yukiko)
  • 白土 美伶(Shiratsuchi Mirei)
  • 須堯 一樹(Sugyo Kazuki)
  • 田中 孝和(Tanaka Kowa)

Adviser

アドバイザー

OVERVIEW

概要

2021世界平和
経済人会議ひろしま
東京セッション

日   時: 2021年10月8日(金) 10:00~21:00
会   場: ライブ配信(スタジオ会場:CIC Tokyo)※アーカイブ配信あり
言   語: 日本語
参 加 費: 一般:3,000円 早割:2,500円
「割引コード」「協賛コード」をお持ちの方はお申し込み時にご入力ください。
参加対象者:

1.次世代を担う若手リーダーや企業の中堅人材の方々

2.経営者や有識者の方々

3.SDGs経営に関心のある社会起業家や企業の事業開発/経営企画/CSR責任者

4.社会課題解決への取組み、社会貢献活動をライフキャリアとして描く大学生

5.1〜4の人材の成長を支援する、中間支援組織、投資家、各分野の専門家、教育組織

6.世論喚起を支援する、メディア、アカデミア、シンクタンク、官公庁、国際機関等

参加方法: Peatixからお申込みください。(お申込みはこちら)
※視聴方法は、開催日前日までに別途ご案内いたします。

当日参加が難しくなった場合でも、後日、アーカイブ配信をご覧頂けます。
本イベントにお申込みの方限定で、「東京コミュニティ」にご参加いただけます。

POLICY

イベントポリシー

留意事項:参加に際して必ずご確認ください

(開催方法の変更、中止)

  • 新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大等の止むを得ない事情により、イベントの内容は事前の予告なく変更(開催方法、配信方法、視聴スタイルに変更)、もしくは中止を行う場合があります。

(返金、キャンセル)

  • 主催者都合による中止の場合を除き、チケットの変更および払い戻しはいたしかねます。これには、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大による中止を含みます。

(参加資格)

  • 勤務先等の所属団体を通じて申し込んだ場合も、参加者本人は本イベントにかかる各種ポリシーに同意したものとみなします。
  • 不正な申込みが判明した場合、またはその恐れがある場合は参加をお断りし、当日の参加方法を案内せず、払戻はいたしません。

(記録情報の取り扱い)

  • 主催者は、イベントを撮影・録音及び録画し、趣旨を変えない範囲で編集します。この記録および編集物は、主催者・後援およびパートナー各社が本イベントに関連した広報等の目的で使用することができます。
  • 参加者が、肖像権等を理由に撮影した写真や映像の使用を拒む場合は、事前に主催者に申し出るものとします。
  • 参加者個人の私的利用の範囲内で自己の学習を目的とする場合のほか、主催者が明示的に許可する場合を除き、方法を問わず、イベント内容の記録はお断りします。

(個人情報の取り扱い)

  • 本イベントを通じて取得した参加者の個人情報に関する取扱いについては、別途定める「プライバシーポリシー」に則って管理します。詳細はこちらをご確認ください。

(収益金と寄附の取り扱い)

  • イベント収益から開催にかかる必要経費を差し引いた余剰金は全額、非営利組織等に寄附し、ウェブサイトで公表します。

詳細は、イベントポリシーをご確認ください。

主催 世界平和経済人会議ひろしま東京セッション運営委員会

ARCHIVE

アーカイブ

  • 2020世界平和経済人会議ひろしま
    東京セッション

    「ビジネスセクターによるSDGsを通じた積極的平和への貢献のカタチを考える」

    2020年は、新型コロナウイルスが蔓延する中、三井不動産BASEQからのスタジオ配信で開催し、総勢20名を超える登壇者による多面的な議論が繰り広げられました。私たちが大切にしている「多様性・コレクティブ」を示すような大勢の方々にご参加頂きました。

    参加者の属性
  • 2019世界平和経済人会議ひろしま
    東京セッション

    「国際平和拠点ひろしまの東京コミュニティ形成とSDGsを通じた平和実現」

    2019年は、LIFULL Tableを会場に初開催し、総勢15名の登壇者と200名の参加者が、熱気と華やかな雰囲気の中、「平和への想い」を共有しました。手探りの中で始まった第一回ですが、アフターパーティーにも大勢の参加者による賑やかな会話が続き、東京コミュニティへの期待と明るい未来を感じる盛況ぶりでした。

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