Our People
ボランティア
井原 柚麻
Yuma Ihara
東京外国語大学 大学生
略歴
東京外国語大学国際社会学部で開発経済学を研究。東京出身。
団体に共感すること、意義を感じること
私は、平和という概念をいかに具現化し、語り合い、ビジネスを通して表現していくかという点に興味を持っていたため、この団体に貢献することでそれを実現したいと考えています。
サポーターを通じて得られたこと
組織の中でどのように自分の役割を果たし、協力していくかの難しさを感じていますが、この団体の活動を通して多くの知識や情報を学んでいます。
兒玉 謙太郎
Kentaro Kodama
都内の私立大学 大学生
略歴
東京都内の私立大学 人間科学部で社会学と環境社会学を研究。広島県出身。地域活性化やSDGsについて関心があります。休みの日は、野球観戦や温泉巡りの趣味に没頭しています。
団体に共感すること、意義を感じること
都内にいながらも、広島の「平和」について考え、発信できる環境があるところが魅力的であると思います。
サポーターを通じて得られたこと
自主性が重視されている中で、周りのメンバーと協力しながら、一つ一つのプロジェクトを成し遂げることにやりがいを感じます。
矢幅 亜美
Ami Yahaba
都内の私立大学 大学生
略歴
都内の私立大学で国際政治や平和を研究。青森県出身。国連職員になるのが目標。「わたがしプロジェクト」というLGBTQの啓発活動を行う団体でボランティアとして所属。
団体に共感すること、意義を感じること
大学で学んだ知識を実践に活かす場を求め、この団体の理念に共感して参加しました。それぞれ違う動機で平和とビジネスに興味を持つ人が集まっているので、多様な価値観や視点を学べることに意義を感じます。
サポーターを通じて得られたこと
日々の活動はトップダウンで行うのではなく、高校生や大学生のの主体性に任せられており、自由闊達に活動することができます。知識や経験だけでなく、フォーラムや交流会を通じて視野を広げられました。
泉 友華
Yuka Izumi
都内の都立高校 高校生
略歴
都内の都立高校生。高校一年生の夏にボランティアに参加。
団体に共感すること、意義を感じること
私が参加を決めた理由は戦争の分野について興味を持っていたと同時に、高校生がビジネスについて学んだり、考えたりできるという点に惹かれたからです。
サポーターを通じて得られたこと
約一年の活動を通して、他の団体メンバーの方々のみならず、有識者の皆様など様々な方とお話しする機会をいただきました。そして、人とのつながりを通じて、対外的なイベントにも参加し、より人との出会いを大切にできるようになったと感じます。
中雄 晴菜
Haruna Nakao
都内の私立大学 大学生
略歴
東京都出身。都内の私立大学の教養学部で、経営や経済から哲学、心理学まで幅広く研究中。2022年より国際平和拠点ひろしま+東京コミュニティーに参加し、2024年から学生リーダーとして活動中。
団体に共感すること、意義を感じること
社会課題の解決に向けて、支援だけでなく、長期的かつ持続可能なアプローチに興味があります。また、高校生や大学生が、自分たちの強みや個性を活かして主体的に行動し社会に貢献するプロセスに意義を感じています。
サポーターを通じて得られたこと
これまで自分の力不足を感じることも多々ありましたが、同じ志を持つ仲間と出会うことで、自分も積極的に行動し、社会に貢献するための挑戦を続ける勇気を得ることができました。
個人サポーター
長川 美里
Misato Nagakawa
NPO法人Wake Up Japan 副代表理事
略歴
米国・中国・韓国への留学経験を持ち、東アジアの次世代の和解と共生に情熱を注ぐ。グロービス経営大学院にて英語特別科目の開発・企画を担当する他、NPO法人 Wake Up Japanの副代表理事、2020年には「東アジア平和大使プロジェクト」を立ち上げ、財団法人李熙健韓日交流財團の助成事業となる。また、世界経済フォーラムより任命されるGlobal Shapersとして、北東アジア地域のCommunity Championを務めた他、2023年ダボス会議へ参加する世界の50名のユース、ダボス50へ選出された。武蔵大学非常勤講師。
団体に共感すること、意義を感じること
各界の多様な人々が集まり、社会に貢献しようと発信を行っている。私が普段接する非営利団体や学生とは少し異なった視点(必ずしも良い意味で全てを同意しない意見)と出会えることに感謝している。
サポーターを通じて得られたこと
これまで、平和な社会を創りたい際の軸や巻き込みたい人にビジネスという視点とそこに向けての姿勢を入れてはこなかった。全てを経済的にするべきだとは思わないが、目指したい社会に向けて多様な人々の協働が必要であり、意識的にしてこなかった「平和」と「ビジネス」を結び付けることが、頭の隅にしっかりと置かれるようになった。新しい考え方、動き方をこれからも考えたい。
下西 竜二
Ryuji Shimonishi
OTAGROUP株式会社代表取締役プロデューサー
略歴
1994年広島県三原市出身。大学在学中に現在の会社を創業。女優・アイドル・VTuberなど幅広くエンタテインメント分野のプロデュースをしている。自身が手掛けた「メタばあちゃん ひろこ」は週刊朝日「2023年の顔100人」に選出。世界経済フォーラムより任命されるGlobal Shapers Community 福岡ハブ Impact Officerも務める。
団体に共感すること、意義を感じること
平和を広く定義し、多様な方と議論を交わしている活動やそのあり方にとても共感しています。
サポーターを通じて得られたこと
平和のための活動というと自分とは遠い存在のように多くの人には思えてしまいますが世界平和経済人会議は日々の経済活動が平和な世界へと繋がっていくことを確認できる機会です。日々のビジネス活動を平和という観点で見れるようになりました。
藤井 哲也
Tetsuya Fujii
株式会社パブリック クロス 代表取締役
株式会社ソーシャルエックス 取締役
略歴
2001年大学卒業後、人材会社に就職。2003年に京都で若年者就労支援会社(現在の(株)パブリックX)を起業。2011年から滋賀県大津市議会議員を8年間経験。2021年に東京で官民共創による社会課題解決に取り組む(株)ソーシャルエックスを設立。
団体に共感すること、意義を感じること
平和を実現するためにクロスセクターで事業に取り組まれる団体の趣旨に大変共感を覚えています。広島から世界に向けて発信できることは非常に多いと思います。微力ながら貢献できればと思います。
サポーターを通じて得られたこと
活動に参加することによって多様な立場、年代の方と交流を深めることができ、また平和を実現するためにビジネスでできることについても考える場となっています。
南 翔伍
Shogo Minami
一般社団法人ペアチル 代表理事
略歴
教育学部で教員免許(小・中・高・特別支援学校)を取得しつつ、子どもの貧困・障害に関するNPO法人で活動、自身で立ち上げた団体で「人には話づらい深刻な悩みを抱えた」中高生向けにお寺で語り合う活動を実施。「社会問題を解決するためにはビジネスとITの力が必要だ」と考え、教員にはならず、渋谷のITベンチャー企業でデジタルマーケティングのアナリストに従事。その後、発達障害のある方への就労移行支援・法的被害の泣き寝入りを解決するプラットフォーム・などの事業会社でマーケティング責任者、元ZOZO前澤友作からの出資をうけた株式会社小さな一歩の経営戦略室長として、日本の養育費未払い問題にビジネスとマーケティングの観点で挑戦。養育費に関わらず、多様な困りごとがあるひとり親の方々の力になりたく一般社団法人ペアチル創業。
団体に共感すること、意義を感じること
ビジネスや各セクターとの協働により、平和実現を目指していること。平和に関するフィールドで継続的な事業を展開するためには、ビジネスモデルの構築、企業・NGOなどの各セクターのアセットを掛け合わせることが欠かせないと考えていたため、佐々木さんの思想にとても共感しています。
サポーターを通じて得られたこと
各セクターを巻き込んでいく重要性を再認識したこと。ビジネスにしずらい領域でビジネスモデルを構築するための構想・思考をできたことと粘り続けることの重要性を知ったことです。
アドバイザー
渋澤 健
シブサワ・アンド・カンパニー株式会社
代表取締役
加治 慶光
シナモンAI
会長 兼 CSDO
伊藤 聡
ハーバード大学
ウェザーヘッド国際問題研究所 研究員
小木曾 麻里
株式会社SDGインパクトジャパン
代表取締役Co-CEO
瀧口 友里奈
株式会社セント・フォース
経済キャスター
岩澤 康一
株式会社Key Message International
代表取締役
長田 新子
一般社団法人渋谷未来デザイン
理事・事務局長
糸井 孝富
株式会社shugochiDesignLab
CEO
小柴 巌和
有限責任あずさ監査法人
アドバイザリー統轄事業部 パブリックセクタービジネスユニット ディレクター
保井 俊之
広島県立叡啓大学
ソーシャルシステムデザイン学部
学部長・教授
早田 吉伸
広島県立叡啓大学
教授
瓜生原 葉子
同志社大学 商学部
教授
樽本 哲
インテアス法律事務所
代表弁護士
渋澤 健
Ken Shibusawa
シブサワ・アンド・カンパニー株式会社 代表取締役
略歴
2001年にシブサワ・アンド・カンパニー株式会社を創業。07年コモンズ株式会社を創業(08年コモンズ投信㈱に改名し、会長に就任)。2023年1月に株式会社&Capitalを創業、代表取締役CEOに就く。ブランズウィック・グループのシニアアドバイザー、経済同友会の幹事およびアフリカPT副委員長、内閣官房の「新しい資本主義実現会議」構成員、内閣官房健康医療戦略室の「インパクト投資とグローバルヘルスに係る研究会」座長、ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)議長特別顧問、International Foundation for Valuing Impact理事、東京大総長室アドバイザー、等
加治 慶光
Yoshimitsu Kaji
シナモンAI 会長 兼 CSDO(チーフ・サステナブル・デベロプメント・オフィサー)
日立製作所 Lumada Innovation Hub シニア・プリンシパル
鎌倉市 スマートシティ推進担当参与
メッセージ
“平和は北極星のようだ。この宇宙のどこかに存在していることは誰もが知っているが、どこにあるのか、いかにして到達すればよいのかを誰も知らない。ひょっとすると我々が生きている間には到達できないかもしれない。しかし、そこを目指すとき自分の歩みが正しいことを確認できる。”世界平和経済人会議ひろしまの参加者が言っていた言葉であり、私にとっての平和と日々のビジネスの関係を位置づけた言葉になりました。“ひろしま”をいだき、平和という北極星を目指す旅、ご一緒できるコミュニティが広がること楽しみにしています。早く行きたければ、一人でいけ。遠くまで行きたければみんなで行け。アフリカのことわざを贈ります。
略歴
青山学院大学卒業後、富士銀行、広告会社を経てケロッグ経営大学院MBA修了。日本コカ・コーラ、タイム・ワーナー、ソニー・ピクチャーズ、日産自動車、東京オリンピック・パラリンピック招致委員会、等を経て首相官邸国際広報室にて、震災対応、SNS、ダボス会議、MDGs推進、クールジャパン、観光政策、2020オリ・パラ招致等を担当。その後アクセンチュアにてブランディング、働き方改革、SDGs統合プログラム、地方拡張等を担当。2019年11月よりシナモンAIに参画。Slush Asia Co-CMOも務め日本のスタートアップムーブメントを盛り上げた。観光庁マーケティング戦略委員。読売マーケティング賞選考委員長。共訳・共著“戦略の経済学”等がある。グロービス経営大学院教授。
伊藤 聡
Satoshi Ito
ハーバード大学ウェザーヘッド国際問題研究所 研究員
前青山社中株式会社 共同代表COO
メッセージ
「平和」は世界共通のテーマです。ここハーバードでも、世界から集まった研究者・学生が、日々推移する国際問題をリアルタイムで謙虚に学び合い、激しく意見を交わしています。厳しい国際政治の中でも「ヒロシマ」と「ナガサキ」は世界共通言語であり、第二次世界大戦以後、そして現在のウクライナ危機においても、国家指導者が核兵器の使用に踏み切らない唯一の理由が、被爆の被害があまりに大き過ぎることにある、と説明されています。私たちはこの「絶対悪」にどう向き合うべきか。この問いの原点は、常に私たちの母国・日本の被爆経験にあります。「平和」の定義は人によって異なりますが、「核兵器の使用が絶対悪」であるという人類共通の認識は今後も変わりません。今後、決して核兵器が使用されることがないように、互いの違いを乗り越え協力し合う社会を必ず構築してまいりましょう。
略歴
東北大学理学部物理学科、東京大学公共政策大学院国際公共政策コースを修了。外務省に入省し、総合外交政策局にて国際テロ対策関連業務に従事後、参議院議員私設秘書を経て、塩崎恭久衆議院議員(自民党)の政策担当秘書として6年間従事。その後、青山社中株式会社に入社し、共同代表COOとして政党、国会議員、地方議員、各選挙などを支援。現在は、ハーバード大学国際問題研究所にて、将来の東アジアの安全保障メカニズム構築に関する研究を行う。
小木曾 麻里
Mari Kogiso
株式会社SDGインパクトジャパン 代表取締役Co-CEO
略歴
世界銀行(資本市場専門家、MIGA東京事務所長)、ダルバーグ日本代表、ファーストリテイリングのダイバーシティのグローバルヘッド、人権事務局長、サステナビリティ広報部長を務めた後SDGインパクトジャパンを設立。共同創業者兼CEOとしてアグリフードテックファンド、サステナブルテックファンド、上場株インパクトファンドの設立に携わる。インパクト投資についてはその黎明期より携わり、当時アジア最大規模となるアジア女性インパクトファンドを創設。また、日本社会に今一番必要なのは多様性とWell-Beingの向上、との考えのもとジェンダーを始めとした多様性促進の活動に広く携わる。
瀧口 友里奈
Yurina Takiguchi
株式会社セント・フォース 経済キャスター
SBI新生銀行 社外取締役
東京大学工学部 アドバイザリーボード
株式会社グローブエイト 代表取締役
略歴
東京大学文学部社会学専修卒業。SBI新生銀行社外取締役。在学中にセント・フォースに所属して以来、『100 分de 名著』(NHKE テレ)、『ニュースモーニングサテライト』(テレビ東京)、『CNN サタデーナイト』、経済専門チャンネル『日経CNBC』等の司会やキャスター、そして「難しいテーマだいたい司会する人」としてビジネスイベント等でモデレーターを務める。日米欧・三極委員会日本代表を務めるほか、2021 年に東京大学工学部 アドバイザリーボードに就任。産学連携を始めとした、社会に開かれた大学づくりへの貢献を目指し、書籍「東大教授が語り合う10の未来予測」を編著。「個のエンパワーメント」「D&I」「社会のイノベーションの加速」を実装する企業、株式会社グローブエイト代表取締役。東京大学公共政策大学院の修士課程に在学中(2023年12月現在)。
岩澤 康一
Koichi Iwasawa
株式会社Key Message International 代表取締役
コミュニケーションコンサルタント
メッセージ
コミュニケーションは諸刃の刃です。送り手や受け手を癒しも、傷つけもします。コミュニケーションは共感をひろげて平和を創造する手段にも、心ないメッセージをひろげて暴力を助長する手段にもなります。絶対に、常に、全員に、完璧なコミュニケーションはありません。それを目指すコミュニケーションは、送り手や受け手を傷つけたり、暴力の手段になったり、正しくないニュース、望ましくない未来につながるストーリーをもたらしたりします。送り手や受け手を癒したり、平和を創造したり、正しかったり、よりよい未来につながるストーリーを広めたりするようなコミュニケーションは、可笑しい、楽しい、興味深い、意義深い、趣がある、興奮する。要は、おもろいです。気持ちのゆとり、伸びしろ、実験精神がある。そこには遊びがあります。例外も、多義性も、奇跡もあります。良い加減です。だから「おもろく、遊びながら、良い加減に」伝え合いたいです。
略歴
TBSワシントン支局に勤務後、在シリア日本大使館広報文化担当官、赤十字国際委員会南スーダン代表部西エクアトリア州担当フィールド要員、日本国際問題研究所広報部長などを歴任。米国・欧州・中東・アフリカで多言語を運用して勤務後、ドキュメンタリー制作やビデオ記者経験を経て、国内/外資のファームでデジタル、グローバルな広報・PR経験を積む。米アメリカン大学より国際平和紛争解決法修士号、早稲田大学よりジャーナリズム修士号取得。通訳案内士(英語)。PRプランナー(PRSJ認定)。情報経営イノベーション専門職大学講師(「多文化理解」担当)。東京国際映画祭スーパーバイザー。弘前大学医学部SNS戦略アドバイザー。三重県伊賀市「忍者市」広報戦略策定アドバイザーなどを歴任。
長田 新子
Shinko Osada
一般社団法人渋谷未来デザイン 理事・事務局長
公益社団法人日本ダンススポーツ連盟 理事
NEW KIDS株式会社 代表
株式会社SAKUSEN TOKYO 社外取締役
略歴
AT&T、ノキアにて通信・企業システムの営業、マーケティング及び広報責任者を経て2007年にレッドブル・ジャパンに入社。コミュニケーション統括責任者及びマーケティング本部長(CMO)として10年半、エナジードリンクのカテゴリー確立及びブランド・製品を市場に浸透させるべく従事し2017年に退社。2018年から渋谷区にて設立された一般社団法人渋谷未来デザイン理事・事務局長として、都市の多様な可能性をデザインするプロジェクト活動を推進。2018年にNEW KIDS(株)を立ち上げ、マーケティング関連のアドバイザーや講演活動を行う。Metaverse Japan代表理事、マーケターキャリア協会理事、日本ダンススポーツ連盟理事、SAKUSEN TOKYO 社外取締役として業界、スポーツ、組織及び個人のキャリア支援活動も行う。著書に「アスリート×ブランド感動と興奮を分かち合うスポーツシーンのつくり方」(宣伝会議)、渋谷未来デザイン編・著書として「変わり続ける︕ シブヤ系まちづくり」(工作舎)。
糸井 孝富
Takatomo Itoi
株式会社shugochiDesignLab CEO
グロービス経営大学院 准教授
インタンジブルズ株式会社 シニアアドバイザー
株式会社SKIDAY アドバイザリーボードメンバー
メッセージ
数年前にロンドン郊外で実施された社会起業家育成プログラムにメンターとして参加し、世界中から集まった未来の社会起業家達とそれぞれの国が抱える社会課題について討議をしました。その時に強く感じたのは、異なる文化的・歴史的・宗教的背景を持つ人々との持続的な対話や、その多様な価値観への興味と理解が、「紛争のない世界」を作るきっかけになるのではないかということでした。ハーバード・ビジネス・スクールのマイケル・ポーター博士が2006年に発表した論文でCSV(Creating Shared Value)の概念が提唱され、企業による経済利益活動と社会的価値の創出( = 社会課題の解決)を両立させることの重要性を説いています。今回の平和会議でのセッションでは、「平和とビジネス」という課題に挑むための議論から、これまでにない視点や新たな価値を発想するためのアプローチをみなさんと共に導き出したいと思っています。
略歴
1993年ジレット(現P&G)に入社。その後、コカ・コーラ、ディレクTVといった多国籍企業の日本法人にて中長期計画策定及び実行支援に従事。2003年コンサルティング業界に転じ、アクセンチュア(戦略グループ)、PwC(M&Aアドバイザリー)、フロンティア・マネジメント(事業再生)にて多岐にわたる業界のプロジェクトに携わる。2017年よりユニバーサルミュージックの執行役員CFO及びマネジメントコミッティーメンバーを務め、音楽産業の構造転換期における4期連続増収増益に貢献。2021年独立。現在は「企業変革」「起業支援」「地方創生」を中心に活動を展開。また、ルーマニア国立The Bucharest University of Economic Studiesの博士後期課程に在籍し「集合知」の研究を進める。
小柴 巌和
Michikazu Koshiba
有限責任あずさ監査法人
アドバイザリー統轄事業部 パブリックセクタービジネスユニット ディレクター
メッセージ
神道系の教会に生まれ、朝、目を覚ますと平和を願い、床に就く前にも平和を願う日々です。それは辛抱の日々でもあります。願うことに加え、社会的なビジネスを追求しているのですが、様々な社会的な課題に直面します。その中には、一個人や一民間組織では到底変えがたい構造的な課題が存在します。これは、平和の阻害要因でもあると考えています。積極的平和の追究が、新しいビジネスの形を提示することを期待しています。
略歴
早稲田大学理工学部物理学科/複合領域コース卒業。大阪大学大学院人間科学研究科ボランティア人間科学講座博士前期課程修了。2008年4月、現所属のシンクタンク入社。政策研究事業本部、経営企画部、新事業開発室を経て現職。また国際協力(保健分野)/緊急人道支援NGOの活動や途上国向けソーシャルインベストメント・ファンド等の活動に参加する等、社外の活動も多数。サウナ・スパ健康アドバイザー。
保井 俊之
Toshiyuki Yasui
広島県公立大学法人 叡啓大学 ソーシャルシステムデザイン学部 学部長・教授
メッセージ
平和とは決して遠い言葉ではなく、グローバル、ローカルそして個人・家庭の三つの地平で大事にされるべきウェルビーイング、すなわち「心地よい良い状態」を指す身近な言葉です。この三つの地平のウェルビーイングは相互につながっており、ひとつの大きな平和を構成します。ひとびとの経済活動が三つの地平でのウェルビーイングの実現に貢献できるよう、科学とテクノロジーの力が発揮されることを期待しています。
略歴
2022年に広島の中心市街地に開学した22世紀型大学の叡啓大学の唯一の学部、ソーシャルシステムデザイン学部の初代学部長・教授。1985年東大卒、財務省・金融庁等の主要ポストを経て、官民ファンドREVIC常務、国際金融機関IDB日本ほか5か国代表理事等を歴任。博士(学術)。米PMI・PMP、地域活性学会理事兼学会誌編集委員長、PMIJ理事、ウェルビーイング学会監事、日本創造学会評議員。専門は社会システムデザイン、社会イノベーション、金融・通貨、ウェルビーイング。
早田 吉伸
Yoshinobu Soda
広島県立叡啓大学 教授
県立広島大学大学院 教授
メッセージ
これからのビジネスの目指すべきものは新たな社会的価値と経済的価値の創造です。私達にはその両立が求められています。そして、社会的価値の最も重要なものの一つが平和です。一般的に私達は、平和を戦争や紛争の解決だと捉えがちです。しかし、平和の概念には、それにとどまらず、安全・安心で公平な社会を成立させるための様々な要素が含まれています。また、その実現に向けて、多様なステークホルダーによる共創、新たな社会システムやビジネスモデルの構築、進化を続けるテクノロジーの活用が期待されています。この「場」を通じ、様々立場にいらっしゃる皆様と一緒に、平和な社会の実現を目指していけることを楽しみにしています!
略歴
慶應義塾大学博士(システムデザイン・マネジメント学)。NECにて新事業開発、経営企画等に従事。また、内閣官房(出向)にて地域活性化政策とICT政策を担当。加えて、東京大学公共政策大学院客員研究員、慶應義塾大学大学院非常勤講師等を兼務。その後、現職。専門は、社会システムデザイン、地域活性化。中小企業診断士、地域活性化伝道師(内閣府認定)、ひろしま環境ビジネス推進協議会会長、NPO法人Cut-jp代表理事、広島イノベーションベース理事等を務める。
瓜生原 葉子
Yoko Uryuhara
同志社大学 商学部 教授
同志社大学 ソーシャルマーケティング研究センター長
略歴
1965年広島生まれ。外資系製薬企業(Novartis, Eli Lilly)に20年間勤務した後、医療コンサルティング会社代表を務める。2013年4月に京都大学大学院医学研究科 助教。2014年4月より現職。ソーシャルマーケティング研究のアジア・日本拠点として、「同志社大学ソーシャルマーケティング研究センター」を創設。社会に良い(social good)行動を増やすアプローチ方法の研究と、その知見の社会実装を通じて、学術研究の進展と社会課題の解決・SDGsの達成に寄与することを志している。
樽本 哲
Satoshi Tarumoto
インテアス法律事務所 代表弁護士
メッセージ
人は誰もが平和のうちにそれぞれの幸福を追求する権利があります。しかし、今この瞬間もその権利を脅かされている人々がたくさんいます。ビジネスはイノベーションを牽引し、人類に恩恵を与えてきました。しかし、同時に、ビジネスは環境破壊を引き起こし、ときに侵略者にも力を与えてきました。ビジネスは平和に貢献できると信じるならば、今こそそれを証明するときです。ぜひその仲間に加わってください。
略歴
主な取扱い分野は企業法務、非営利法務、創業支援、相続・事業承継、資産の社会的活用など。2020年「キフタント」を創業、上場企業や企業オーナーらにフィランソロピー(社会的投資や寄付)アドバイザリーサービスを提供する。(一社)全国レガシーギフト協会、(一社)ギビングフォワード、(認定特活)フェアトレード・ラベル・ジャパン、(公財)日本非営利組織評価センター、(一社)日本障がい者サッカー連盟で役員を務める。